During our trip in the Lake District, we were hoping that we would find some nice gastropubs with good local food. Unfortunately too many places stank of stale beer, which immediately killed our appetite.
However, we were lucky to come across this place in Bowness. It was a boutique hotel/ pub/ restaurant called the Angel Inn, and served very nice food.
I had fisherman's pie, which is a classic pub dish. My husband's dish was a creative one - cumberland sausage made with duck. They were both very good. I really loved the flavour of smoked fish in the creamy pie!
Apart from the nice pub food, there were two things I wanted to try in the Lake District.
One was Grasmere Gingerbread.
The recipe was created by a woman called Sarah Nelson, in the late 19th century. Now it is known world-wide (according to the owner of the B&B we stayed at) - but still the biscuits are sold only at this tiny shop in the tiny village of Grasmere. When we arrived, we found many tourists queueing for the Gingerbread.
I like the packaging - very home-made looking. However, it won't keep the freshness very long.. which gave us a good excuse to take a bite straight away.
I liked it, and it was very different from any other gingerbread I have tasted.
It had an intense flavour of muscovado sugar and perhaps candied ginger. The texture is quite dense and hard, rather than light and crunchy.
Apparently the recipe is still a top secret - it is locked away in a bank vault, and there is no ingredient list either.
Anyway, I was happy that it contained lots of dark brown sugar and ginger, as it suits my present diet. I am trying to take these two ingredients to improve my blood circulation, so it was perfect (if you are in doubt about the effect of brown sugar and ginger, ask any Chinese person!)
The second thing I was after was Sticky Toffee Pudding of Cartmel.
They claim that the village is the home of sticky toffee pudding- but I don't think it means that sticky toffee pudding was actually born here...?
Anyway, since I came this far, I had to try it.
The pudding was not too sweet, and rather light.
Of course with the toffee sauce and ice cream, it was a matter of time before it got very sweet and moist...
I must say that a sticky toffee pudding is not something you want to eat every day.
However I am sure it is a very comforting treat, especially when you imagine yourself feeling cold and tired after a long walk in the hills, on a freezing and dark winter day.. and then having this pudding with a nice cup of tea, by an open fire. Well, then you can justify the calories too..
I am delighted that we could taste some regional specialities during this trip. And, I look forward to discovering more!
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さて、後編はおいしいものの話です。
イギリスでは、食事に力を入れるパブを一般に「ガストロパブ」といいます。湖水地方を旅行するにあたり、どこか、そんなパブで地元のおいしいものでも食べられるといいね、と言っていました。
ところが、宿で勧められたパブや、ネットで下調べしてあったパブは、行ってみるとあまり、食事したい雰囲気ではありませんでした。
どうしようか悩んでいたときに見つけたのが、Angel Inn という、ホテルに併設されたレストラン・パブでした。
私が注文したのは、上の写真のフィッシャーマンズ・パイです。
具とソースを深めの耐熱皿に入れ、上をパイ皮で覆ったものや、マッシュポテトで覆って焼いたものも、イギリスでは「パイ」といいます。これは後者。
中は燻製した魚にエビやムール貝などのクリームソースで、魚介のグラタンといった感じでしょうか。とってもおいしかった。上のうっすらと焦がしたマッシュポテトも、なんだか懐かしい味でした。
夫は下の写真のソーセージを注文しました。この地方ではカンバーランド・ソーセージという、うず状に巻いたソーセージが名物です。これはそれを模しながら、鴨肉で作ったというもの。こちらもなかなかでした。
おいしいパブごはん以外に、私が今回の旅行で目当てにしていたものが二つありました。
ひとつ目は、グラスミアのジンジャーブレッドです。
これは、サラ・ネルソンという女性が19世紀後半に作り始めたというお菓子で、今も変わらぬレシピで作られているのだとか。
グラスミア村の小さな店でしか買えないけれど、現在では世界中に知られているのさ、と、泊まったB&Bのおじちゃんが誇らしげに語っていました。
私たちが店に到着したときは、すでに大勢の観光客が列をなしていました。
お店の中では、昔ながらのエプロン姿の女性がジンジャー・ブレッドを売っています。
ノスタルジックな紙の包装は、これも昔ながらのものなのでしょうか。
これじゃ湿気やすいよねぇ...と、すぐに食べてみることにしました。
私は結構好きな味ですが、でも普通のジンジャー・ブレッドとはかなり違います。
一般のジンジャー・ブレッドは、粉末のショウガやスパイスを焼きこんだクッキーで、「ブレッド」といってもパンではありません。
これももちろんパンではないけれど、「さっくり」というよりは「しっとり」と「ばきっ」の間という、固い食感でした。味も濃厚な黒砂糖の甘みに、砂糖漬けらしいショウガが効いていました。昔のおやつ、という感じです。
このレシピは極秘だそうで、今も銀行の金庫にしまってあるのだとか。もちろん、原材料リストもありません。
ともあれ、現在私は血行不良を解消するため、黒砂糖とショウガを積極的に摂るようにしているので、個人的にはパーフェクトなお茶菓子でした^^
そして、二つ目のお目当ては、カートメル村のスティッキー・トフィー・プディングです。
この村は「スティッキー・トフィー・プディングの故郷」だそうですが、このプディングがこの村で誕生した、ということではないようでした。やや疑問は残りましたが、ここまで来たからには、味わうことなく帰るわけにはいきません。
スティッキー・トフィー・プディングというのは、ナツメをたくさん使った、スポンジ状のお菓子です。トフィーソース(バターいっぱいのキャラメルソース)をたっぷりかけて...というか、ソースに漬かったような状態で出され、アイスクリームや生クリームを添えて食べます。
こちらのものは、意外と甘み控え目で、スポンジも軽めでした。
が、食べ進むうちにソースに浸って、アイスクリームが溶けてきて...やっぱり甘くてどっしりになってしまいました…。
甘いし重いし、毎日食べられるようなデザートでは決してありません。
でも、この湖水地方で、寒い雨降りの冬の日、さんざん丘を登ったり下ったりしたあと、暖炉の火にでもあたりながら、このプディングを食べるのだとしたら...。
おいしい、濃い紅茶と一緒に味わいながら、ゆっくりと疲れを癒せるのだとしたら、... しみじみおいしそうです。
(そんな状況だったら、カロリーも気にしないですみそうですし)
少しではありましたが、今回の旅行ではイギリスの「地方の味」を楽しむことができました。
いつになるかは分かりませんが、次にまた、イギリスの田舎で新しい味を発見するのが今から楽しみです。
朝倉桜さん、こんにちは!
ReplyDeleteまたまた美味しそうな写真がたくさんですね!お料理自体ももちろんきれいなのですが、写真が綺麗で憧れます。ちょっとでもいい写真が撮れるようになりたいです^-^
マッシュポテトで覆って焼いたものもパイなんですね。でもなんだか「これもパイなんだ~」とスッと受け入れられる気もします。
遅くなりましたがRSVPを拝見しました!クロテッドクリームの記事も興味深く読ませて頂き、いい顔のおばちゃんも素敵でした!
やっと「作り方」を見ながらクロテッドクリームを作りまして、スコーンにのせて食べました。
感動しました!本当にうまかったです。何で今までクロテッドクリームを塗らずにスコーンを食べていたんだろう?と思うほどに美味しかったです^-^
クロテッドクリームの記事を書いたのですが(作り方とかは書いていません)、朝倉桜さんがRSVPの記事を書いている、ということを書いてもいいものでしょうか?あまり朝倉さんのブログでは、書かれていないようなので・・・ちょっと気になりましてアップする前にお伺いしておこうと思いまして・・・。
もう作ったクロテッドクリームはなくなってしまったのですが、あんこと一緒にも食べてみたいですね~。クロテッドクリームは中毒になります!きっと。
艸さま、ようこそ!
ReplyDelete嬉しいコメント、ありがとうございます。フードライター(のはしくれ)をやっていて、プロの方に自作レシピを試していただいただけでなく、ブログに書いていただけるなんて、とっても光栄です!
クロテッド・クリームは、そうでした。プロの方なら、生クリームは大容量で扱っておいでですものね。作って頂けて感動です。
おいしいでしょう?酸味のきいた、自家製イチゴジャムとスコーン、はほんとに最高です。
このブログでは、自分の書いている記事・雑誌には直接触れませんが、もちろん書いて頂いて結構です。お気遣い頂いてありがとうございます^^
ちなみに、「マッシュポテトで覆ってパイ」の代表格は、シェパーズ・パイといって、羊のひき肉を使ったミートソースをポテトで覆って焼いたものです。羊を牛肉にすると、コテージ・パイになります。
イギリスの料理は、素朴ですね~
こんにちは!
ReplyDeleteありがとうございます!早速アップさせて頂きます!
クロテッドクリームが美味しかったので、スコーンとジャムも頑張らなければいけないな~と思っています。
特にスコーンは、自分用にたまに作るのですが、朝倉さんのスコーンや記事の写真に載っていたスコーンとは見た目から違います。
美味しいものを教えて頂きありがとうございました^-^
艸さま、
ReplyDeleteお返事遅れてすみません。
自家製クロテッド・クリームがおいしかったようでなによりです!
スコーンはこちらでもいろいろですね。
あんなに単純素朴なものなのに、作り手によってずいぶん差ができるのだなーと感心してしまうくらいです。
作りたてを食べれば、どれでもおいしい!という気もしてしまいますが...